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半熟三昧(ジャズ味) このページをアンテナに追加

2006-12-25

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Recollections

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 中古屋で見つけて懐かしいので買いました。僕が中二くらいの時にレンタルCD屋で借りて、テープに落として持っていたやつです。多分、自分でジャズを聴き始めて間もない頃で、それ故、随分聞き込んだ記憶がある。カセットテープも、プログラム編集して、A面が終わって、5秒以内にB面に移行するようにプログラム編集していたりして(笑)。

 歴史的な評価でいうと、これは、いわゆる"Great Jazz Trio"などの日本向けオシャレバイショーCDのはしり。

 ジャズに革新性とか政治性とかを求めなくなり、(今からみれば、ジャズにそんなもの求めていたのかと思われる方の方が多いかもしれないけれど、コルトレーンが生きている頃はそうだったのだ)、ジャズという音楽がアーカイブ化された過去の蓄積を縮小再生産という方向に商業的活路を見いだした頃。スタンダードをさらりと美しく。

 「欧州三部作」といわれて居るんですが、これが『欧州紀行』で、あと『パリ北駅着、印象』(南風、風力2みたいだな)『旅の終わりに』という邦題。この邦題がイメージのすべてを表しています。ライナーズノーツにも、「フローリングに似合うジャズを志向して企画された」とか本気で書いてあるし。曲も女子供が喜ぶメロウでスウィートなものが多い。

 ただし、この頃のKenny Drewは、SteeplechaseでDark Beautyとか録音しているちょっと後で、けっこう勢いがある頃。実際、演奏も悪くないです。ルバートで、きらきらっとしたフレーズを弾くイントロとかはちょっとあざといとは思うけれど、悪くない。Kenny Drewさん、ハードバップ期はゴリゴリだったのに、実はこんなの好きだったのね~みたいな感じ。

 それからベースのペデルセンがうまい。このアルバムはペデルセンの聴き所が一杯あるので、ちょっと嬉しい。Copenhagen Bluesというやつではテーマを取ったりしているが、これが超絶うまい。この一曲だけでも聴く価値はある。なんでこんなにピッチいいんだ。