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半熟三昧(ジャズ味) このページをアンテナに追加

2007-03-13

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Interaction/Sing Me Softly of the Blues

Interaction/Sing Me Softly of the Blues

 LP時代の二つのアルバムを一つのCDへ。ニコイチCD

 前者は1963,後者1965年Jim hall, steve swallowで、共にフロントアート・ファーマーだけのワンホーン。

 アートファーマーがジムホールと組んだ作品としてはCTIの青っぽいジャケのが圧倒的に有名ですが(Concierto:Concierto)、僕の知っている限りでは、Gerry MulliganのNight Lightsで組んだのがきっかけで、その後10年くらいの間で何枚か共作を出している(はず)。スウェーデンより愛を込めてとか、そういうの。アート・ファーマージム・ホールは、ものすごく噛み合いがいいんですよね。僕はジャズテッとでのファーマーの振る舞いも好きなんですけれども、このちょいイージー・リスニング要素に振られたアート・ファーマーの方が好きかもしれません。

以下、二枚のLP別に寸評。

 Interaction:これは酒バラから始まっているアルバムで、スタンダード中心の構成。こういうアルバムアートファーマーの真骨頂なはずなんだけど、このアルバムに関しては、ひどく盛り上がらないのである。メダリスト候補が、予選に出て、ま、予選に落ちないところまでやってあとは流しているような感じ。ただ、こうした流し演奏の方にこそ地力が出るという考え方もあるが、アドリブのラインをみる限りは、少なくともアート・ファーマーは、頑張っていない。

Sing Me Softly of the Blues:後半のアルバムは、ジャケこそちょっとメローな感じではあるけど、むしろ演奏的には頑張っている感がある。選曲は完全にオリジナル・チューン。スティーブスワローやカーラ・ブレイの曲をやっている。ということは、抽象的で小難しげな感じになる。そうか、このころはカーラ・ブレイスティーブスワローと結婚していたんだっけ。アート・ファーマーも小難しいバックに乗って、どっちかというとよそいきな感じでパリパリ吹いています。ちょっとだけ、そういう緊張があって、音が少し固い。

 アルバムの出来としては、後半の方がいいかなあと思うんですが、選曲とかは前半の方が好き。なんとも評価しづらいですね。ジャケ写イメージは、前半、後半ジャケが逆の方がイメージにあっていたんじゃないかと思う。