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半熟三昧(ジャズ味) このページをアンテナに追加

2013-05-27

[][]バラードの難しさとポジショニングのはなし バラードの難しさとポジショニングのはなし - 半熟三昧(ジャズ味) を含むブックマーク はてなブックマーク - バラードの難しさとポジショニングのはなし - 半熟三昧(ジャズ味)

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 去年の総括にも書きましたが、最近やっとバラードに取り組もうと思えるようになった。

 なにしろバラードは難しい。

 私は アドリブとテーマで言うと、アドリブの方が先になんとなく形になってはいたが、テーマを歌うというのが実に苦手な男だった。いまでもそうだ。多分、バップイディオムから研鑽を積んできたからかも知れない。

 しかし特にトロンボーンという訥々とした楽器では結局のところ、テーマ―つまり音数の少ないゆったりとしたフレーズ―を歌えないとなんも始まらない、ということに今更ながら直面したわけです。


 * * *

 んで、最近の私は、トロンボーンでなにを練習しているかというと、コプラッシュなんです。

 コプラッシュ、トロンボーンのエチュードなんですけれども、トロンボーンを25年やってきて、この手の教則本に手を出すのは初めて。お恥ずかしい次第。

 改めてコプラッシュをやってみて思うことは、第4,第5ポジションの使い方がなっちゃいなかった、ということ。

例えば、D-B-C-Dというフレーズだったら、4-4-3-4というポジショニングだと手が楽だ。アドリブでやるときは、瞬間芸なので1-4-3-1とかで吹いてたりしました。

あと、同様のフレーズだったら、D-Bb-C-Dだったら 4-5-3-4 とか。

これも、第5ポジションのBbとか、ピッチがやばかったので昔はよう使わなかったんですけれども、覚悟決めて多用する練習をしています。ちょっとましになりました。

でもまだ、例えば Confirmationのテーマとか第6ポジションから始めるところまでいっていません。自然と4,5,6ポジションを使えるようになるにはあと半年くらいかかりそう。

 こんなこと、楽器の練習としてはむしろ初級から中級レベルの話で、実にお恥ずかしいことなんですけれどもね。年数だけ重ねて、いい加減テクニックも固まったと思っていたんですが、意外に人って変えようと思ったら変わるんだと思う。変えよう、と思えば。

 んで、コプラッシュとかやると、全体的にピッチがよくなりました。そしてテーマを歌ったりするのに、少しやりやすくなりました。やっぱりクラシックの教則本って大事なんだなあと思った。村田陽一先生の言うとおりだったね。

2012-12-04

[]コンディミ事始 コンディミ事始 - 半熟三昧(ジャズ味) を含むブックマーク はてなブックマーク - コンディミ事始 - 半熟三昧(ジャズ味)

f:id:hanjukudoctor:20120913165438j:image:right

今更ながら、コンディミをしこしことやっている。

ジャズのフレージングについては、たとえばオルタードがどうとか、コンディミがあるとか、そういう話はアドリブの勉強をしていた初学の段階でもちろんさらうわけですけれども、その後、コンディミに関しては重要性や使いやすさは理解しつつも、あまり利用しようとは思わなかった。25年間、コンディミは放置していたんです。

理由はいくつかある。

  • その1:トロンボーンでコンディミスケールを、上行、下降するのはむずかしい。12音中8音使う、ということは、クロマチックスケールにも準じて、半音単位の移動が結構あるが、こういう半音の動きはトロンボーンにとってはかなりやりにくいのである。トロンボーンでかっこよく吹きこなすことがむずかしいのだ。実際に吹きづらいフレーズは、やっぱり足が遠のく。
  • その2:かと言って、Diminishを使わなかったわけではない。最近になるまで(というか、今でもだけど)、スケールアプローチではなく、コード・オリエンテッドなフレージングをしていた。リハモにおけるパッシングディミニッシュとかは大好きだ。従って、ディミニッシュのアプローチは結構多用するものの、コンディミ、という形では使わなかった。例えば、ED-GF-BbAb-C#B-みたいな、Diminishに沿って対称性を保ったまま動かすとか、そういうのはむしろよく使用していたのである。しかしこれは、今にして思えば、Diminish 7th のコードなりに弾いているだけで、コンディミらしいうまみがないと思う。ディミだ、これは。コンディミじゃなく。

最近コンディミを練習するようになったのは、トロンボーンよりもピアノを触ってフレージングを追求することが多くなったのも一端かと思う。つまり、トロンボーンという楽器のコンディミにむいてなさから解放されたから。

結局僕は20年間勘違いしていた。

コンディミは、Diminishを下地に構成されたスケールであるが、これを、Diminishコードで使っても、なんのひねりもない。それは、ただのDimiだ。コンディミはありとあらゆるDominantで使う、使えるところに、意義があるんだなあ。

なーるほどねえ。

みんな使うわけだねこりゃ。

大体はわかってたつもりだけど、楽器的にうまみがないと考えて、あまり深く考えてこなかったことを反省する。

かと言って、トロンボーンで スラスラっと上下するコンディミを使う人はあまり見ないし、今僕もトロンボーンに持ち替えた時に、コンディミのフレーズを吹くとどうしても不自然な感じはぬぐえない。やはり、トロンボーンにおいては使えるコンディミフレーズは限られるようには思う。

ただ、意義を見出すことができたので、もうすこしやりようはありそうだ。


ここ最近は、いわゆる手を動かす練習では、コンディミばかりもごもごやっている。

Dimishから派生したスケールなので、当然ながら コンディミには3種類しかない。

毎日10分でもAny Keyでコンディミを触っていると3種類の系列の区別が

やっと、手の感覚でわかるようになってきた。結局は、柳宗理の言うとおり、手に馴染むまで使い込まないとイカンのだ。

コンディミのよさは。ありとあらゆるドミナントに対して、無理なくハマるところだ。

セブンスコードがあれば、その7thと3rdの増4度を想定して、コンディミをはめる。

そこまで難しく考えなくてもルートから全音下がって7thを想定すればいい。

例えばC7に対しては CとBbを軸とするスケールが 見事に ドミナントのおいしいテンションをかすめてゆく。

コンディミのいいところは、ある音があって、その音から、半音上がる、半音下がる、全音上がる、全音下がる、どのパターンをとっても、一義的に スケールを決めることができるところだ。

2つ音を選んだら、無限に続くピアノの鍵盤の上に、そのスケールの音列が、上方にも下方にもぶわっと広がる、というイメージ。

トロンボーンではなく、ピアノを触っているからこその感覚かもしれない。

というわけで、とりあえず最近の私はスタンダードをAny Keyで回しながら、V7がでてくると コンディミの上行フレーズをねりねりと弾いて、コンディミ頭をなじませている。

やっと、あんまり考えなくてもスケールがしゅっと出てくるようになって来ました。

これ、本来は大学の3回生か4回生でやってもいいことだよなあ(やってたんだけどね、ものにならなかったの)。

やれやれ。

2011-07-15

[]Songbookの比較 Songbookの比較 - 半熟三昧(ジャズ味) を含むブックマーク はてなブックマーク - Songbookの比較 - 半熟三昧(ジャズ味)

コード・ブックを読み比べる。

 コンボで演奏する際に、元になるのはテーマとコード進行だけが書かれた汎用の曲集で、"Songbook"とか"Fake book"とかいわれているコード・ブックです。

 セッションなどに行く場合、持ちネタの蓄積としてこういう本を持っていくわけ。

 問題は、トロンボーンっ子の標準はヘ音記号であること。こういう汎用スタンダード・ブックは、基本的にはピアノ譜だから、ト音記号なんですよね。

 こういうコードブックは、ほぼ100%※ト音ですし、たとえばセッションなどで、「俺その曲知らん」とかいう人が居れば、一緒に見たりしますから、やっぱり汎用性がある方が望ましい。

 僕に関していえば、セッションでぶっつけ本番で対応する場面に多々出くわしたため、あきらめてト音記号で読むようになりました。初学の段階では読みやすい形でへ音で書き直していました。譜面を書く練習にもなりますし。

 へ音記号で通そうというのであれば、前もってト音をへ音に書き直しておく必要があります。幸いトロンボーンの譜面はinCですから、コードは書き直さなくて済むのが唯一の救いでしょうか。

 そして、他のメンバーのために in Cの譜面も出来れば用意しておく、と。

 さて、そういう訳で、残念ながら、トロンボーンっ子である限り、ト音で書いてあるどの市販のスタンダードブックも不十分である、ということになります。とはいえ、スタンダードブックにも色々特徴がありまして、それぞれ一長一短があります。まず何を買えばいいかというのは、難しい問題です。なんぼでもお金があるなら申し分ないですけれども。

1:『スタンダード・ジャズハンドブック』伊藤伸吾
ザプロフェッショナル スタンダードジャズハンドブック /伊藤伸吾 編

ザプロフェッショナル スタンダードジャズハンドブック /伊藤伸吾 編

 コスト…S 入手性…A 視認性…A 携行性…A

 ある種、もっともコストパフォーマンスに優れた一冊。

 以下「伊藤本」と仮称します。

 どうしても一冊、という事になれば、これが一番無難な選択に思われる。コードも大きく、譜面の視認性もよい。曲もアルファベット順に並べられ、選曲も大体必要なものを網羅している。唄もの7割、ジャズオリジナル3割、といったところか。とにかく使いやすいのは使いやすい。

 欠点としては、ヴォーカル向きではないところ。歌詞の記載もないし、Verseも載ってない(唄ものの比率が多い割には、これは不親切だとは思う)。

 コードは簡潔さを優先させている。残念ながら、時に正確さよりも簡潔さを優先させているように見える部分もあるので注意。

 出入りしているジャズライブハウスのオーナーはこの本が「諸悪の根源」という表現をしていましたが、それにも一理あると思います。プロのミュージシャンも「アレはちょっとね」という人が結構多い。

 あと、結構歴史の長い本なので、バージョン違いが結構あります。昔のバージョンにはBlue Bossaが入っていたりとか、版によって収載曲がちょっと異なる。それにしてもThermoとか、誰がやるんだろうか。

2:『新版 スタンダードジャズのすべて 1・2』高島 慶司
新版 スタンダードジャズのすべて 1 ベスト401

新版 スタンダードジャズのすべて 1 ベスト401

コスト…B 入手性…A 視認性…C 携行性…C

上下二巻で、それぞれ401曲ずつ。結構な曲数です。唄ものも、ジャズオリジナルもそれなりに多い。

 唄ものは歌詞もVerseの部分も載っているので、もしあなたがボーカル兼業のJack TeagardenNils Landgrenなら、もしくはverseまできっちり唄うボーカルの人の歌伴をするのならば、お薦めです。

 しかし実際にステージ上で使うには難点がある。曲順にはっきりした法則がなく検索しにくい。文字が小さく読みにくいし、B5だが、分厚く重いので持ち歩きにも適さない。譜面台に立てても安定しない。

 これは、一種の辞書のようなものと考えて、ここからリード・シートを写すという風に使われるべきかと思う。

 僕はこの前の版(表紙は水玉みたいな柄)を持っていましたが、新しい曲よりはバップ以前の中間派とかスウィングなどの古い曲が充実しているという印象がありました。で、コードの書き方もちょっと古い感じがした。版が変わって、ずいぶん曲は入れ換えたということなので、今の版がどうなのかはちょっとわかりませんが。

3:『The Realbook』
THE REAL BOOK - VOLUME 1 Sixth Edition For All C Instruments

THE REAL BOOK - VOLUME 1 Sixth Edition For All C Instruments

 コスト…A 入手性…B 視認性…B 携行性…A

もともとはアメリカでミュージシャン用に作られた、海賊版なんです。だから普通の書店では売れないので、昔は輸入マイナスワンとかを扱う都市部の大手楽器店などや、洋行帰りの人しか入手出来ない本でした。今はこうやって正規版として売られているなんて隔世の感があります。

 譜面はさすがに読みやすい。ビッグバンドの譜面によくある、手書き風譜面です。選曲も、割と新しいジャズチューンも入っていたりして、便利です。但しコードの書き方に関しては統一性にやや欠けるきらいがある。

 難点といえば、やや厚みがあるので持ち歩きにくい。また、リング綴じなんですが、今ひとつ強度がよくなく、持ち歩くと本が痛みやすいというのはあります。

 どうせ伊藤本はみんな持っているから、これを買うと仲間内で喜ばれるかもしれない。現在はVolume3まであるらしい。

 あと、この本のいいところは、tp/sax用に、全く同じフォームで、Bb用、Eb用の本もあること。ご丁寧にへ音記号版もあるらしいので、へ音じゃないと駄目な人は、それを買うというのが市販譜では唯一の方法だと思う。

4:『ジャズマスターシリーズ はじめてのジャズ セッションで困らないための必修スタンダード50曲 (楽譜)』 富塚章

コスト…A 入手性…A 視認性…C 携行性…A

ジャズライフ肝いり企画本。僕が学生の末期頃に出版された覚えがある。この本は厳密にいうと、コードブックというよりは初心者用の総説本のような意味合いが強い。よく出来ています。前半部では理論オタクにならない程度の概説がわかりやすい。「文章」を多くしてわかりやすくさせようという印象があります。

 で、後半部にはセッションでよく演奏されるような初級~中級のスタンダード曲を50曲掲載。初心者がジャムセッションに行っても、なんでも出来る訳じゃないから、自分で「この曲をやりたいんです」と持っていく曲としては格好の50曲が選曲されています。ご丁寧に、一ページにCだけでなく、Bb/Ebキーでも同時に書かれているので、他のキーの管楽器の人も、楽に使えます。但し、字は小さいので、これをそのまま譜面台に載せて使うのはおすすめできません。

5:『コンテンポラリー1001 VOL1』 中央アート出版

コスト…C 入手性…B 視認性…A 携行性…D

前述した「Realbook」が裏決定版とすれば、この1001は表決定版とも言える本。譜面として、最もかっちりしている印象があります。

 選曲もかなりバリエーションが広いですが、特に60年代~70年代の小難しい曲及び、フュージョンなどの譜面は、これにしか載ってないのが結構あります。

 コードは、大きく読みやすいのですが、テンション、分数コードの記載が厳密な印象です。11とかsus4とかもよく出てくる。思うに伊藤本は、最大公約数的なコード表記を心掛けているのに対し、この本は、有名盤のやっているテイクに厳密に再現しているというような感じがします。(といっても、コードシンボルのレベルですがね)。そういう意味では、ジャムセッションでは、逆に使いづらいかなーなんて思うこともある。

 一番の問題は値段の高さ。高い!やたら高い!個人でこれを所有するなんて、はっきりいってスネ夫です。サークル/クラブで共同購入するのにオススメではあります。このシリーズにはラテン曲の1001もあったりしますが、やっぱり高い。

6:『ジャズスタンダーズ・バイブル』納浩一

 納浩一さんの編集された本です。

コスト…A 入手性…A 視認性…A 携行性A'

コード進行に関してはさすがに第一線級のベーシストである納さんが監修しただけあって、正調と思われるコード進行で、文句のつけようもありません。またアルファベット順に記載され、一曲1ページというフォーマットでもあり、さすがに後発な分だけ、欠点という欠点がない。「伊藤本」に変わり、新たなデファクト・スタンダードになる本と思います。

曲も、伊藤本よりはジャズオリジナルの比率が少し多い印象。

難点は伊藤本よりもちょっと重く大きいこと。伊藤本がMonoマガジンだとするとこの本は別冊アフタヌーン級です。片手間に音楽をする場合、持ち運びに少しネックになるか。

 あと、CDがついているのですが、これが、開いて譜面台に固定する時にやや邪魔になる。取り外しておきたいところです。

7:CJ116 『ザ・プロフェッショナル スタンダードリアルブック [ベスト120]』

これは、「伊藤本」の補追、という性格の本ではないかと思います。やはり伊藤本の長所を残しつつ、伊藤本にない選曲をあえて載せている、という感じ。二冊揃って完成、という感じです。


まとめ(2011時点で)

個人で持ち歩くなら 6、もしくは3もしくは1(+7)というあたりが無難かと思いますが、この中でどれが一番かと言われると微妙です。

 結局、ある程度のレベルになってくると、本見なくなりますし、本のコード進行に左右されにくくはなってくるようには思いますし。

 私の周りのセッション市場の動向をみていると、やはり納本が去年でてから、これまでデファクトであった伊藤本のシェアに猛追しているようですが、現役のジャズ研諸君の周りでは一体どうなんでしょうか。

JaileneJailene2011/09/30 15:23Posts like this brigehtn up my day. Thanks for taking the time.

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2011-07-14

[][]The peculiarity of Jazz Trombone The peculiarity of Jazz Trombone - 半熟三昧(ジャズ味) を含むブックマーク はてなブックマーク - The peculiarity of Jazz Trombone - 半熟三昧(ジャズ味)

ジャズ「特有」の吹き方?

問い:いわゆる「Jazz tromboneの吹き方」というのはありますか?

つまり、吹奏楽の吹き方とは違ったJazz独特の奏法というものを身につけるべきなのでしょうか?

 これは比較的難しい問題ですね。結論からいうと「違う」ともいえるし「同じで結構」ともいえるんじゃないでしょうか。

 例えば日本語と英語を喋る場合では、口の形とか舌の動かし方などの発音が少し異なります。我々日本人が英語を新しく憶える場合には日本語にはないL音R音、Thとかそういった発音はおぼえる必要が生じます。ますよね。

 ジャズトロンボーンの場合(tromboneに限りませんが)、西洋音楽に黒人音楽の要素が色濃くブレンドされているわけで、一つ一つのフレーズの歌い方(アーティキュレーション)はその黒人音楽の要素の分だけ一般的な吹奏楽とは多少異なるところもある。

 タイミングだけとっても、裏拍の取り方というのも全然違いますが、アクセントの付け方も、そうとうクセがあるっちゃああります。そういうのをひっくるめたJazz特有の「クセ」は確かにあります。

 しかしこのクセの度合いは演奏家によって千差万別ですし、その「クセ」こそがオリジナリティーの一つの要素であるともいえるわけです。

 もし、あなたが本気でプロフェッショナルなジャズマンを目指すのであれば、最終段階において他人のクセを真似ることに必ずしも拘泥する必要はないのかもしれません。

 いや、昔は私もそう考えていましたが、ジャズの語法は、結局のところ、言語なんですよね。他者との共演を前提としている音楽です。

英語で、変なイントネーションだったり、フレージングがめちゃくちゃだったら、誰も聞いてもらえません。

だから、「お稽古事」としてのJazzをやろうとしているのなら、当然模倣すべきでしょうし、プロフェッショナルであればこそ、さらに完璧に模倣をする。そして模倣も完璧にできた上で醸しだされるオリジナリティーこそが、その人の文体なのではないでしょうか。

パワーとスピード

 あなたが未だ成長過程にあるプレイヤーならば、もう一つ憶えていて損はないことがあります。

 ジャズトロンボーンには「パワー」よりも「スピード」を要求される局面が多いということです。

 ジャズではパワーが要らないというわけではないのですが、トロンボーンというのはどちらかというと音量に富んだ楽器ですから、室内で吹く場合は、音量としては他の楽器よりも飽和量に達しやすい。他の楽器とのバランスということを考えると、あまり大音量で吹き続けるシチュエーションはないように思えます。

 そして、音量とフレージングのスピードは、ある程度トレードオフの関係にあります。そしてジャズの場合、トロンボーンにとっては音量の限界よりもフレーズの限界の方がいつだって厳しいんです。

 吹奏楽をやってジャズに転向した者が挫折しやすいのはここです。例えば、中学高校と吹奏楽でやってきて上手といわれてきた人間が大学に入ってジャズを始めたとする。しかしBop系の細かいテーマすら吹けない、Ad-libソロのコピーなんか全然吹けない、といったことがまま起こります。

 これは、必ずしもJazzが難しいというわけではなくて、吹奏楽、オーケストラでトロンボーンにはあまり要求されなかった面を要求されるためだと考えられます。

 ユーノス・ロードスターとスープラの違いとでも考えればよいでしょうか。

 コーナリング重視の車と最高速重視の車ですね。

 曲がりくねったサーキットでは小回りの利くユーノスの方が早いし、運動場のトラックのようなサーキットではスープラの方が圧倒的に早い。

 Jazzという「サーキット」はどちらかというと曲がりくねっているテクニック重視のコースだと私は思います。コード進行という面でもそうですし、フレーズの細かさという点でもそうです。

 やはりジャズ・トロンボーンのアドリブに即応するためには、吹奏楽の平均レベル(ソリストと言われるスター級の奏者を除いた)よりも早いPassageを吹く能力が必要と考えられます。

 

 このことは「Jazz独特の奏法」とは、ちょっと言えませんが、そういうことも前提に練習した方がよいでしょう。

パワーが要らないわけでもない

 念のため付け加えますが、「パワーが要らない」と言っているわけではありません。

 勿論、吹奏楽のトッププレイヤーは十分なスピードを備えていますし、ジャズプレイヤーだってプロミュージシャンは十分なパワーを身につけています。

 F1マシンはコーナリング、スピード共に高い能力を有する、それと同じです。

 ただ、

「コーナリングはいいけど最高速が遅い車」と

「コーナリングはからっきしだめで最高速はばかっぱやい車」

のどちらか、を選ぶのであれば、前者の方がジャズに向いていると僕は理解しています。それに、四五年ちゃんと吹奏楽でトロンボーンをやっていれば自然に音抜けは良くなります。それ以上のパワーは一段階上のレベルに上がるまで当分不必要だと僕は考えています。

 しかし、アマチュアレベルでは、音色は良くて音は大きいけれどもフレーズを吹かせるとさっぱりという人間と、フレーズを吹かせるといいんだけれど、音量に今ひとつ難がある人間では、前者の方が10倍くらい多いのは確かなんですよね。

(2000にHPに掲載した分を改稿。

私個人の考えも変わった分、途中の結論はかなり変わってます)

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2011-07-13

[]レッスン、そしてセッション。 レッスン、そしてセッション。 - 半熟三昧(ジャズ味) を含むブックマーク はてなブックマーク - レッスン、そしてセッション。 - 半熟三昧(ジャズ味)

山口真文さん(6/19)、鈴木央紹さん(6/6)、浜崎航さん(6/30)そして、青柳誠さん、小池修さん、納浩一さん(7/1)。

一か月の間にこれだけの人達が来店するというのは、よく考えたらすごいことですよ。地方都市の福山で。

6/6日には鈴木央紹さん+アダム バーンバウムさんのライブがありました(このときはセッションはしませんでしたが、ものすごく考えさせられる、教えられることの多いライブでした)。

6/19にはこのへんのビッグバンドのイベントがあり、ゲストに山口真文さんがいらして、終わった後セッションさせていただきました。

6/29に浜崎さんのレッスンがあり、6/30もDuoでセッションをさせていただきました。

7/1はEQのライブがあり、終わったメンバーがDuoへ。

 セッションさせていただいたり、おはなしさせていただいたり。

 正直にいうと、去年くらいまでは、自分のアドリブソロのゴールというのはまあ大体こんなとこかな、アマチュアだったら、大体こんなもんなんだろうという考えでいたわけなんです。

 で、いうたら、コード進行にはまっているのははまっているんだけど、それだけのソロなんです。

 まあ、それはそれで、一つの重要な到達地点だとは思いますが。

 ただ、鈴木央紹さんのライブを聴いた後あたりから、ソロイングを根本的に考えなおしてみようと思いました。

 あとは、テーマの吹き方とか、イメージの持ち方とか。言葉ではなかなか伝わらないものは、やはり生演奏で感じるのが一番だと思いました。

 あと、ピアノもしくはギターとのDuoという形式の可能性について、いろいろなCDを聴き直してみました。もちろん師匠の浜崎さんのPhilip StrangeさんとのDuo Albumも含めて。

 でも、久しぶりに聴いて、一番がつんとやられたのは、Jim Hall/Bill Evans Undercurrentでした。

 今回自分の中の希求度が高いので、集中して聴いてるんでしょうけど、なんだあれ。すんげーわ。

 Bill Evansって、聴きこんでいくにつれ、どんどんSolid な面がみえてきますね。ロマンティックで初心者向けなんて、誰が言うたんや、て感じで。人生何度か目のBill Evansショックです。

 浜崎さんにもレッスンでそういうアドバイスをいただき、これからまた取り組んでみようと思います。(怪我してちょっとお休みですが)

 短期的にはむしろ訥々としてしまうでしょうが、10年くらいかけて、いいソロが吹ける人間になりたい。

 

 うまいソロ、間違ってないソロ、というのではなく、いい、ソロを。


 あとは、テーマの吹き方ですね。ソロで、「うわーっ」て感動する部分もありますが、やっぱりテーマの吹き方は、自分は全然ダメ(むしろ並以下)なので、これがよくなると、きっとすごく楽しいでしょうね。

 あー、ダメだ。

 今までの自分をなかった事にしたい。

 客観的にみると、僕も2,3年前に比べると明らかによくはなってます。うまくなってるんじゃないかなと自分でも思ってるんですけど(そうでもない?皆などう思う?)、一緒にする人がすごすぎて、主観的にはぜんぜんよくなったと感じられませんのです。いや、卑下しているわけでもなく。

 最近鬼平犯科帳を病床で読んでいたのですが、

 長谷川平蔵が剣術のことを述懐するくだりがありまして

が、おもしろくなって壁へ突き当たり、苦闘のうちに、おのれよりも強く大きい相手を何人も打ち倒せるようになるまでは、まだ到達していない軍兵衛であった。

そこまで行き着くと、またおもしろくなってくる。それからまた壁へ突き当たる。こうして何度も何度も一つ一つの壁を乗り越えてゆくとおのれが強いのだか弱いのだかわからなくなってくる。そのときにおのれの剣術もようやく本物になるのだ

――鬼平犯科帳(12)

 多分そういうことなんだよね。

ZaylinZaylin2011/10/02 11:55This “free sharing” of information seems too good to be true. Like cmomnuism.

hnwmbjxvdjdhnwmbjxvdjd2011/10/03 01:51fxRSWe <a href="http://urwgbvigbsfl.com/">urwgbvigbsfl</a>

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apbavtjxeqzapbavtjxeqz2011/10/04 01:41LQdFhg <a href="http://juebeufijrmf.com/">juebeufijrmf</a>

ilwnrvudrfzilwnrvudrfz2011/10/07 01:40wejSeJ , [url=http://opjtaefrzwha.com/]opjtaefrzwha[/url], [link=http://zqepixbjtoqj.com/]zqepixbjtoqj[/link], http://timtserrswqs.com/