2013-05-27
■ [jazz][trombone]バラードの難しさとポジショニングのはなし

去年の総括にも書きましたが、最近やっとバラードに取り組もうと思えるようになった。
私は アドリブとテーマで言うと、アドリブの方が先になんとなく形になってはいたが、テーマを歌うというのが実に苦手な男だった。いまでもそうだ。多分、バップイディオムから研鑽を積んできたからかも知れない。
しかし特にトロンボーンという訥々とした楽器では結局のところ、テーマ―つまり音数の少ないゆったりとしたフレーズ―を歌えないとなんも始まらない、ということに今更ながら直面したわけです。
* * *
んで、最近の私は、トロンボーンでなにを練習しているかというと、コプラッシュなんです。
コプラッシュ、トロンボーンのエチュードなんですけれども、トロンボーンを25年やってきて、この手の教則本に手を出すのは初めて。お恥ずかしい次第。
改めてコプラッシュをやってみて思うことは、第4,第5ポジションの使い方がなっちゃいなかった、ということ。
例えば、D-B-C-Dというフレーズだったら、4-4-3-4というポジショニングだと手が楽だ。アドリブでやるときは、瞬間芸なので1-4-3-1とかで吹いてたりしました。
あと、同様のフレーズだったら、D-Bb-C-Dだったら 4-5-3-4 とか。
これも、第5ポジションのBbとか、ピッチがやばかったので昔はよう使わなかったんですけれども、覚悟決めて多用する練習をしています。ちょっとましになりました。
でもまだ、例えば Confirmationのテーマとか第6ポジションから始めるところまでいっていません。自然と4,5,6ポジションを使えるようになるにはあと半年くらいかかりそう。
こんなこと、楽器の練習としてはむしろ初級から中級レベルの話で、実にお恥ずかしいことなんですけれどもね。年数だけ重ねて、いい加減テクニックも固まったと思っていたんですが、意外に人って変えようと思ったら変わるんだと思う。変えよう、と思えば。
んで、コプラッシュとかやると、全体的にピッチがよくなりました。そしてテーマを歌ったりするのに、少しやりやすくなりました。やっぱりクラシックの教則本って大事なんだなあと思った。村田陽一先生の言うとおりだったね。
2012-11-27
■ [trombone]音程

図らずも最近はビッグバンドに参加しており、トロンボーンのトロンボーンらしいハーモニーの追求をするわけなんですけれども、自分のピッチに反省させられることが多いです。
これがまた、あからさまなメロディーのトップノートだと合わせられるのに、二番手三番手の立場だと、びっくりするほど合わないという、もうコンボで長らくやってきた弊害が出まくり。
特に第二ポジションは割と苦手で、今まで割と曖昧なままで済ませてきたつけが、ここに来て一気に噴出しているように思います。
しかし、ある曲で、Abのキーですが、Dbと記譜されているところと、C#と記譜されているところがありましたが、明らかにDbとC#って、音があうポイントがスライドポジションにして1-2cmくらいちがうんですねー。昔は何も考えてませんでしたが。
Vikas2013/01/30 20:45Whoa, whoa, get out the way with that good infmoration.
eryetp2013/02/01 09:4230miOD <a href="http://hesbyhyvkrcn.com/">hesbyhyvkrcn</a>
xyukkuqnoc2013/02/01 09:42ecXC95 <a href="http://edciywmepbvv.com/">edciywmepbvv</a>
2012-07-05
■ [trombone] Trombonist David Gibson performs Autumn Leaves

David Gibsonさんは、一枚だけリーダーアルバムもってますけど、小難しいこともでき、あまり踏み外さない感じの演奏で、トロンボーンっぽくない気がします。
私的にはかなり好きなタイプです。
このソロ、勝手に採譜してみました。動画もみずにざっくりコピーしたので、ところどころあやしいところもありますが。
ツーコーラスのソロをとっていますが、最初はかなりテーマからかけ離れたフレージングから入り、むしろ2コーラス目の後半にかけてギアをだんだん落として、緩やかにエンディングにむけ興奮を減衰させているようにみえます。
混沌としてHOTな局面から秩序ある状態に遷移し、そして静止という印象でしょうか。クールですね。
フレージングとしては、大体8小節のケーデンスでわけると、最後7、8小節目のトニックのところで、トニックらしい着地点を作っていますね*1。
使用する音はコードに即して、極めて忠実です。所々に半音の繋留音、もしくはPassing Toneを入れ、カラフルにしています。オルタードもところどころに入りますが、それほど派手なアウトもなく、実にキレイに吹いている印象をうけます。
ま、そりゃ独奏ですし、リズムセクションがあり、その上に乗っかるのであれば小難しくもふけるでしょうが、一人で枯れ葉っぽいコード進行を提示しているわけで、そんなに変な展開はできない、ということなんでしょう。
Available note scaleでフレージングしている、というよりは コードを想定して、そのアルペジオにのっとってフレーズをつないでいるようにみえるのは、そのためなんでしょうか。独奏ですから、ある程度コードを明示的に示す必要がある。ところどころ、メロディー的よりは、バックにあるべきサウンドを肩代わりしているように聞こえます。
例えば、一段目の1・2小節目はDominant的に吹いていますが、3・4小節目はかなり明確にコードフィギュアに忠実でTonic的ともいえます。6段目の12小節目とかもそうですね。2段目4段目の3・4小節も。
7段目の3・4小節目はEの音が印象的です。おそらく Gm-C-Fm-Bb というリハモのコード進行を想定してEはCのトライアドを強調しているのではないかと思いますが、どうでしょうか? あと、7段目、8段目は割とコードなりに吹いていて少し落ち着いた部分ですね。それに対比して、二コーラス目の前半、つまり9段〜12段あたりまでは、割とコードから離れたフレージングが目立ちます。この短いソロの中で、盛り上がっているところです。この一連のフレーズはところどころ小難しい部分もあり、好きなところですね。着地点はおさえつつも、その間の流れはわりかし自由に吹いていて、色彩が豊かです。10段目の2小節目とか、4小節目とかの音使いとか。
この9〜11段の3段の大きな固まりは、流れでいうとDominantに対応するのですが、そこが終わって、12段にさしかかると、リズムも、イーブンフィールから、スウィングっぽくなって、緊張感が緩和させて着地感を演出しています。ここも、すごく好きです。
12小節目はGmの終始の部分で、D-G-A-Bbのフレーズをモチーフに頭の音をD→Eb→E→D と変化させて、いわゆるクリシェ的な効果を狙っています。
二コーラス目の後半からは、割とキレイに、元のメロディーやコード進行に即したきれいな流れが続きます。
最後、11段目の3・4小節は 前コーラスと違ったパターンで、コード的にはGm-Cm-Fmとなるのでしょうか。マイナーの対称性を保って4度進行で動かしており、ここも、すごく好きなところです。
ま、そういう小難しいことは何より、あたしはこの人の音すごくすきですね。ややかすれたようなおもむきもありつつ、まっすぐのびるので。アドリブですから、上に考えている事をふまえたうえで、瞬間的に構築しているわけですから、私が同じようにやっても、ここまで色彩豊かには吹けない。こういう風に吹けたらなあ、と思います。
2011-07-14
■ [jazz][trombone]The peculiarity of Jazz Trombone

ジャズ「特有」の吹き方?
これは比較的難しい問題ですね。結論からいうと「違う」ともいえるし「同じで結構」ともいえるんじゃないでしょうか。
例えば日本語と英語を喋る場合では、口の形とか舌の動かし方などの発音が少し異なります。我々日本人が英語を新しく憶える場合には日本語にはないL音R音、Thとかそういった発音はおぼえる必要が生じます。ますよね。
ジャズトロンボーンの場合(tromboneに限りませんが)、西洋音楽に黒人音楽の要素が色濃くブレンドされているわけで、一つ一つのフレーズの歌い方(アーティキュレーション)はその黒人音楽の要素の分だけ一般的な吹奏楽とは多少異なるところもある。
タイミングだけとっても、裏拍の取り方というのも全然違いますが、アクセントの付け方も、そうとうクセがあるっちゃああります。そういうのをひっくるめたJazz特有の「クセ」は確かにあります。
しかしこのクセの度合いは演奏家によって千差万別ですし、その「クセ」こそがオリジナリティーの一つの要素であるともいえるわけです。
もし、あなたが本気でプロフェッショナルなジャズマンを目指すのであれば、最終段階において他人のクセを真似ることに必ずしも拘泥する必要はないのかもしれません。
いや、昔は私もそう考えていましたが、ジャズの語法は、結局のところ、言語なんですよね。他者との共演を前提としている音楽です。
英語で、変なイントネーションだったり、フレージングがめちゃくちゃだったら、誰も聞いてもらえません。
だから、「お稽古事」としてのJazzをやろうとしているのなら、当然模倣すべきでしょうし、プロフェッショナルであればこそ、さらに完璧に模倣をする。そして模倣も完璧にできた上で醸しだされるオリジナリティーこそが、その人の文体なのではないでしょうか。
パワーとスピード
あなたが未だ成長過程にあるプレイヤーならば、もう一つ憶えていて損はないことがあります。
ジャズトロンボーンには「パワー」よりも「スピード」を要求される局面が多いということです。
ジャズではパワーが要らないというわけではないのですが、トロンボーンというのはどちらかというと音量に富んだ楽器ですから、室内で吹く場合は、音量としては他の楽器よりも飽和量に達しやすい。他の楽器とのバランスということを考えると、あまり大音量で吹き続けるシチュエーションはないように思えます。
そして、音量とフレージングのスピードは、ある程度トレードオフの関係にあります。そしてジャズの場合、トロンボーンにとっては音量の限界よりもフレーズの限界の方がいつだって厳しいんです。
吹奏楽をやってジャズに転向した者が挫折しやすいのはここです。例えば、中学高校と吹奏楽でやってきて上手といわれてきた人間が大学に入ってジャズを始めたとする。しかしBop系の細かいテーマすら吹けない、Ad-libソロのコピーなんか全然吹けない、といったことがまま起こります。
これは、必ずしもJazzが難しいというわけではなくて、吹奏楽、オーケストラでトロンボーンにはあまり要求されなかった面を要求されるためだと考えられます。
ユーノス・ロードスターとスープラの違いとでも考えればよいでしょうか。
曲がりくねったサーキットでは小回りの利くユーノスの方が早いし、運動場のトラックのようなサーキットではスープラの方が圧倒的に早い。
Jazzという「サーキット」はどちらかというと曲がりくねっているテクニック重視のコースだと私は思います。コード進行という面でもそうですし、フレーズの細かさという点でもそうです。
やはりジャズ・トロンボーンのアドリブに即応するためには、吹奏楽の平均レベル(ソリストと言われるスター級の奏者を除いた)よりも早いPassageを吹く能力が必要と考えられます。
このことは「Jazz独特の奏法」とは、ちょっと言えませんが、そういうことも前提に練習した方がよいでしょう。
パワーが要らないわけでもない
念のため付け加えますが、「パワーが要らない」と言っているわけではありません。
勿論、吹奏楽のトッププレイヤーは十分なスピードを備えていますし、ジャズプレイヤーだってプロミュージシャンは十分なパワーを身につけています。
F1マシンはコーナリング、スピード共に高い能力を有する、それと同じです。
ただ、
のどちらか、を選ぶのであれば、前者の方がジャズに向いていると僕は理解しています。それに、四五年ちゃんと吹奏楽でトロンボーンをやっていれば自然に音抜けは良くなります。それ以上のパワーは一段階上のレベルに上がるまで当分不必要だと僕は考えています。
しかし、アマチュアレベルでは、音色は良くて音は大きいけれどもフレーズを吹かせるとさっぱりという人間と、フレーズを吹かせるといいんだけれど、音量に今ひとつ難がある人間では、前者の方が10倍くらい多いのは確かなんですよね。
(2000にHPに掲載した分を改稿。
私個人の考えも変わった分、途中の結論はかなり変わってます)
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