おかまいなしのジャズ日記

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04/07/12 (Mon)昨日買ったCD

昨日、国立のディスク・ユニオンで3枚のCDを買う。①WAREHOUSE「Patrol girl」、②藤原大輔「jazzic anomaly」、③MARCO DI MARCO FEAT. NATHAN HAINES「MY LONDON FRIENDS」(上から6つめに紹介されていて、試聴できます。)3枚とも、先月・今月に出たばかりの新作だ。

以下、ミュージック・マガジン風に10点満点で点数つけてみます。

①はギタリスト鬼怒無月を中心にしたトリオのセカンド・アルバム。ジャケットのデザインを漫画家・高野文子が担当しているのにものすごく引かれて衝動的に購入した。鬼怒さんの音を聴くのは初めてで、プログレみたいな感じなのかなと想像していたが、この作品に関しては、ときおりディストーション・ギンギンのハードなソロもあるが、アコースティックあるいはほとんどノン・エフェクトを基調にした音質のシンプルで軽快な感じ。楽曲的にもポップな小作品集という印象で、かなり聴きやすい。マリンバやヴィヴラそれとカズーなんかも登場していて、よくは分からないが、中南米とかその辺りの伝統音楽を思い出したりもした。おもしろい。→8点。

②は宇宙人ジェフ・ミルズとも以前共演したことがあるテナー・サキソフォニストの新作。CDの帯には「エレクトロニクスに見出したジャズの新たなる可能性」となかなか大げさなコピーが謳われているが、聴いた印象としては、音数が無駄に多いごちゃごちゃしたプログレッシヴ・ハウスにいまいちはじけきれないテナーが乗っかったという、正直それほどの斬新さとまた思い切りの良さが感じられない作品。もっとこの路線を突きつめてから作品をつくっても良かったのでは。雑誌なんかでもけっこうでかく取り上げられているんで(実際僕もそれを見て買ったわけだしな)もしかしたらけっこう売れるかもしれないが。→5点。

③はクラブ・ジャズのDJたちに歴史的大物として評価されているマルコ・ジ・マルコという70年代~80年代イタリアン・ジャズのピアニストと、ウェスト・ロンドンで現在進行のクラブ・ジャズ・シーンをリードするサックス奏者ネイサン・ヘインズの共演作。ちなみに2人とも僕は今まで名前も知らなかった。試聴もできず、果たしてどんな音なのか予想がつかなかったが、クラブ・ジャズの作品に寺島靖国氏がライナーを書いているというそのミスマッチさに興味を引かれ、衝動買い。

予想ができないとは言ったものの、ウェスト・ロンドンと聞いて、ああ、もしかして、ひと頃流行った(今はどうなのかな?)西ロン系のブロークンビーツみたいな感じとかそういうのがちょこちょこ入るのかなあと実はある程度想定していた。で、実際聴いたところ、それは大はずれ。打ち込みなしの、美しいモダン・ジャズの世界。僕はほとんど聴いてない分野なんで適当に言うと、70年代ヨーロッパ・ジャズの曲ってこんな感じなんだろうか。曲によってはピアノ・トリオのフォーマットがあったり、パーカッションが叩かれてラテンの要素も入ったりして、そこにネイサンのテナーやフルートがきれいに響く。しかし、基本はマルコのその繊細なピアノの旋律。寺島氏曰く「ピアノがまた退廃的に美しいです。」。で、そのピアノが、ベース(4HEROのアルバムでも弾いてるらしい)とパーカッションのつくる柔らかいグルーヴに絡んだときの音の質感は、とてもいい感じの気持ちよさだ。何回聴いても飽きない。→9点。

dorhamdorham2004/07/13 00:033番試聴しました。いいっすね!寺島さんが何故この盤のライナーを書いているのだろう(笑)。最近寺島仕事を全く追いかけてないんですが、クラブ・ジャズに目覚めた!とか言ってたら面白いなあ(笑)

dorhamdorham2004/07/13 00:04ひさびさSJ立ち読みしてみよかしら…。

sabiosabio2004/07/13 00:22「このライナー・ノートを読むほとんどの方は私のことをご存知ないと思いますのでまず自己紹介させていただきます。」という文章から始まっています(笑)。クラブ・ジャズ云々には当然(笑)触れてなくて、全体的に、ほとんどピアノトリオのCDについて書いたような内容のライナーノーツでした。さすがに文章としては読ませるものでしたが。

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