Hatena::Groupjazz

半熟三昧(ジャズ味) このページをアンテナに追加

2006-11-05

[][]菊地成孔憂鬱官能を教えた学校菊地成孔『憂鬱と官能を教えた学校』 - 半熟三昧(ジャズ味) を含むブックマーク はてなブックマーク - 菊地成孔『憂鬱と官能を教えた学校』 - 半熟三昧(ジャズ味)

 後輩の結婚式がありまして、のこのこと大阪に出てきて、街を見物していましたら、ええと、そごうとかありますよね。心斎橋の、その上の方、最上階の飯屋の一つ下のあたりまでよちよち登ってみますれば、大のオトナが童心に返りなはれ的、もうすこしわかりやすくいうとAlways3丁目の夕日のような、昭和懐古的デザインで統一された一角があった。ラーメン博物館のようなテーマパーク状態で、新しい店先なのにどことなくおばあちゃんの服の様な匂いがするそこは、和紙だとか、着物の人がもつハンドバックだとか、絣の着物だとか、そういう昔的なアイテムを売る店の並ぶ横町。雰囲気を出すためか、「赤玉ポートワイン」のポスターとか貼ってあったりするわけね。まあ雑誌サライとかラピタを具現化したようなものだと思いねえ。で丸善も調子に乗ってそういう一角に本屋、文具屋などを構えていた。蒔絵万年筆20万円也などに気を惹かれつつ、そこの本屋で前から欲しかったこれを購入。結婚式に行く前に荷物増やしてどうすんだ俺(声はオダギリジョーで)的な感じ。

憂鬱と官能を教えた学校

憂鬱と官能を教えた学校

 ひと言でまとめますと、音楽に関する『文学部唯野教授』のような本。

 あれは筒井の創作だが、これは現実。しかし、本当に唯野教授講義をしているような感じ。

 全編話し言葉で通されてるのは予想外だった。

 僕はジャズ畑から音楽をのぞいていますが、今や田舎ジャズ愛好家程度からうかがえる視野にとっては、バークリー・メソッドはいわば"セントラルドグマ"そのものなんですよね。もう、絶対視。

 しかし、菊地はバークリー・メソッドを相対化する視座を持っていて、バークリー・メソッドの思想的背景とか、歴史的な展開を解説してくれるので、今までもやもやしていた部分が解決し非常に得心しました。ジャズの中でバークリー原理主義者と触れ合っている中では得られない知的興奮がある。

 バークリー・メソッドの紹介としても非常にわかりやすい。メソッドそのものは理論書を読まないといけないけれど、例えばジャズ研の学生など、一度はこのバークリーメソッドを囓ったことがあると思いますが、そのめんどくささに放り出してしまった人間にとっては理解のガイドになるような気がします。

 それから、リズムに関する概説。自分は医家としてリズムグルーブについて一考したことがあり、一部本サイトにも書いたこともある(http://www.geocities.jp/halfboileddoc/jazz/06-01groove.html)が、文化人類学的なアプローチであり、これは菊地がずっと試行錯誤している成果なんでしょうけど、非常に面白かった。

 ¥3500もする本で、完全に溢れた本棚のなか、どこに置こうか置き場所にも難渋していますが、これは確かに良書だ。我が買書人生に、一片の悔い無し!

ToraTora2012/08/16 14:54That's a ceraitve answer to a difficult question

hxardbpephxardbpep2012/08/18 07:45VQg4PQ <a href="http://mzyhmrwpziew.com/">mzyhmrwpziew</a>

feoenchyfeoenchy2012/08/18 17:55xUiEdW , [url=http://ymtoqhemards.com/]ymtoqhemards[/url], [link=http://swtlodpfryzx.com/]swtlodpfryzx[/link], http://avnelrlpfnwe.com/

eliaywasbxeliaywasbx2012/08/19 08:45PiGTIp <a href="http://xwawbsrpeyor.com/">xwawbsrpeyor</a>

xutqbefgxutqbefg2012/08/21 07:33l9jyuA , [url=http://djzwaqwtudaa.com/]djzwaqwtudaa[/url], [link=http://jqauuqjyfsve.com/]jqauuqjyfsve[/link], http://tessjfxpmpsd.com/

2006-11-02

[]Hampton Hawes Trio vol.1 Hampton Hawes Trio vol.1 - 半熟三昧(ジャズ味) を含むブックマーク はてなブックマーク - Hampton Hawes Trio vol.1 - 半熟三昧(ジャズ味)

中古屋で購入。

vol.3のワニジャケは昔から持っていたんで結構ききこみました。

これも名盤だと思うんですがこれは後輩か誰かが持っていてその家で聴いたりしたからまあいいかと思ってそのままスルーしていた一枚。そういうの結構あるよね。例えばマイルスの"Bag's Groove"とかもそうです。クールストラッティンは社会人になって二年目くらいに買いました。

 で、そういうのは、例えばドラクエで、ちっちゃいメダルをコンプリートするためだけに歩き回る行動にも似て、あんまり買う喜びはない。買ってもあんまり聴かないし。貸してそのまま返ってこなかったCDを買い直すのもそう。

 そんな経緯があるので内容についてはあまりフックする所がないわけですが、 刻んでいく系のフレーズのごりごりスウィングするピアノで、とにかく軽快であります。あんまりナルシスト的な感じを受けないのは、いいよね。

 しかしハンプトン・ホーズは常套句にあんまり幅がないというか、ツーファイブの解決が結構似かよっていて、ソロを聴いていると、「あっこのフレーズ、あっまたこのフレーズ」みたいなんが多い。特に顕著なのがブルースで、ブルースの時のソロのフレーズのしまい方が、もの凄く同じ。手癖なんでしょう。大脳を使っているというより小脳でソロをとっている感じです。

 まっ、しゃべる時に、「まっ」とか、間に挟むひととか、まっ、いるじゃないですか。ハンプトン・ホーズのソロには、まっ、そんな感じがあります。

 Clifford Brownのアルバムで良く弾いている、バド・パウエルの弟、リッチーパウエルも、そんなフレーズ癖がありますよね。

 しかし、この紹介欄の「ザ・トリオ」はないよな。ダイソーで売ってそう。

2006-11-01

[]George Colligan "Small Room" (Steeplechase) George Colligan "Small Room" (Steeplechase) - 半熟三昧(ジャズ味) を含むブックマーク はてなブックマーク - George Colligan "Small Room" (Steeplechase) - 半熟三昧(ジャズ味)

Small Room

Small Room

 Steeplechaseの、ピアノソロの作品は、ECMとか以上に「どれを聴いても同じ」感に溢れているのはなぜだろうか。

 "Steeplechase"というブランドは、ある種のフィルターの役割を果たしているから、ミュージシャン如何にかかわらず、CDの性格はある程度透けてみえちゃうんだよね。このことは、例えばECMとか、澤野工房でも同様の事が言えるけれど。

 そして残念ながらSteeplechase印のソロピアノは、平均点はクリアしていて安心して聴けるけど、逆にいうと、油断出来ないタイプの演奏にはあまり出会わない。

 例えば、セロニアスモンクが生きていても、Steeplechase予選は通過出来ないだろうと思う。

 このCDも、そういう感じです。ただ、選曲はこういうスティープル印にしては結構珍しい。

 大抵こういうのって、割とベタなスタンダードか、もしくは本人作のオリジナルを中心に組み立てるけれど、このCDは割と新し目のジャズミュージシャンオリジナル、いわば、ニュー・スタンダードというべきものが多い。これは結構いい選曲だと思う。

f:id:hanjukudoctor:20061030180716j:image

 はてなではジャケ写が映っていないが、インテリくさいうらなり系の若い男性が、いかにも見下したようなカメラ目線で写っている。このジャケは、相当いただけない。このジャケで、どう売れというのだ。どうやって、買いたい気持ちにさせられるというのだ。

 このジャケにOKだしている時点で、本人には軽くダメだしチョップを入れたい。まずその貧相なひげをやめなさいといいたい。小一時間ほど問いつめたい。

 逆に言うと、ジャケよりも、内容は何百倍もよいです。

 必死のフォローです。